……朗読会……


アンソロジィ企画「微笑みと微睡み」より


「小舟とピアノ」 by リリィ

ポロネーズを踊ることだって
咎められはしない

「或る文学者の生涯(断片)」 by リリィ

弔うことすら許されない血で
芥子の花が真っ赤に咲き乱れている

「黄緑の淵」 by 泉由良

赤い帽子を被ってしまったら
集めていた安心の抜け殻を捨てなければならなかった




小倉拓也「火は綺麗」より(詩:小倉拓也 朗読:泉由良)


「関係」

それでも一足とびに
僕は君を見降ろして
今だけは
降る雨のように言葉を浴びせよう

「墓地と快楽」

なんでも喋るから許してとは言わなかったね

「拠りどころのない、深い情交」

◆上◆ゆきの散らばる音声◆上◆

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火は綺麗




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