光
街の片隅で膝を抱えて吐き気を堪えて
再確認した
私のいる場所は世界の隅っこ
やさしいひとが
声を掛けてくれたり
手を伸べてくれたり
そして去ってゆく
傷ついたと思ったら
猫のように傷口舐めて
微笑んでいよう
もし傷つけたと気付いたら
きっとあのひとは傷つくでしょうから
みんなやさしいひとだから
太陽は明日も昇りますか
私にも光はわけへだて無く
降り注ぐでしょう
神様が見てる
ラヴ&ピースも使い古されて
インスタントカメラに向かって
ピースしてる奴がいる
携帯電話のシャッタ・チャンスとか
狙ってるのしあわせだね
私のいる場所は世界の隅っこ
でも光は降り注ぐ
世界の真ん中に立っていたあいだ
あまりに愚かだった私は
今ここで静かに眼を閉じる