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ことが終わったあと、絹の敷布に散った四の妃がまごうことなく生娘であった証を愛でつつ、長々と妃の唇を味わい満ち足りた王は、おのれの鼻に違和感を覚えた。 |
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ジャンルを問わず、たくさんの同人アンソロジーが発行されるこの時代にあって、もうなんて言うか、コンセプトの勝利だと思います。 ニッチ!そして、ドツボのテーマでなくとも興味を抱かせる「あー何となくわかる」感と執筆陣。 作風を知っている方が多く参加されていることもあり、とても楽しみにしていました。 それぞれの作者さんならではの作品で、どれも切り口は違えど「美形と鼻血」とともに描かれるテーマが鮮やかです。身も蓋もないことを書くと「美形が鼻血出してるだけとちゃいますよ」と。 それらを纏めあげるZARIさんの美麗表紙も必見です。 全作へのふんわり感想は個人ブログに掲載しています。ご参考まで。 http://bluegray.self.jp/2018/08/14/bikeitensei/ | ||
推薦者 | 凪野基 |