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・微睡みが途切れて顔を上げるたび車窓が白く青く移ろう |
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作者である斜芭萌葱さんが撮りためていた写真と、書きためていた短歌から選りすぐりものをまとめた、写真集であり歌集である一冊。 窓枠列車という名前の通り、列車の窓枠から映る代わり映えのない景色や日常、けれど少しずつ移りゆく季節を切り取った写真や歌が多いように感じます。 変に飾らずまっすぐな言葉たちは、普段なにげなく暮らしているわたしたちにも共感できる部分が多くあり、作者である萌葱さんの魅力もよく表しています。 特に夏の終わりから秋にかけての歌が好きで、あまぶんの季節にもちょうど重なるので、ぜひ読んで頂きたいです。とても可愛らしい歌ですから。 写真もとても美しいものが多く、特に空の写真が魅力的なのですが、言葉で伝えるのが難しいので、是非実物を見てください。 | ||
推薦者 | ひじりあや |